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発達障害者の「どうしよう」に効く便利ワード3選

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2021.12.6

「自分は職場に受け入れてもらっているんだろうか」「何かミスをしていないだろうか」「知らないうちに嫌われていないかな……」

障害者雇用で働き始めても、もともとの性分もあるのか些細なことで自分の評価が落ちているのではないかと、どうしても気になってしまいます。一度気になり始めると中々思考のループから抜け出すことができず、気持ちも落ち込んでいく……こんなとき、自分の中に不安をため込むよりは、職場の人と直接コミュニケーションをとってみるのがいいと思います。

このコラムでは、普段私が職場で使っている便利な言葉を3つご紹介します。

執筆:大河内 光明 Komei Okouchi

1.率直に

障害者雇用で働いていると、同じ職場の人たちが中々本音を言ってくれず、仕事の改善点を提案してくれないことがあります。

自分自身、「なんだかここの部分の作業はうまくいっていない気がする……」と思っているのに、フィードバックがもらえないために疑問をもったまま同じクオリティで作業をし、周囲も「障害者雇用の人に強く指導はできないし……」と後でこっそり修正を入れていたりします。

こういった場面で効くのが、「率直に伺いたいんですけど」と直接効いてしまう手です。この言葉は中々便利で、きちんと相手の本音を引き出せることがかなり多いです。結果的にスムーズに仕事の改善につながり、人間関係のぎこちなさもよくなっていくことが多い気がします。

ただ、やはり業務指導の際にはやはり強めの言葉が出てくることもあるかと思います。職場の空気感も考えれば、「率直に」を使う際は、できれば相手と一対一の空間で、周囲に人がいない場所で使う方がよいでしょう。

2.ちなみに

疑問点を聞きそびれてしまった際、後から追加で質問したいときに便利な言葉です。

発達障害をお持ちの方の場合、業務指導を聞き取り理解するのに必死で、後々に疑問点がわいてきたということも多いと思います。

そのまま話の流れで質問できるタイミングを逃してしまったとき、「ちょっとすみせんが」と一言添えて「ちなみに〇〇は××ということでしょうか」とさっと質問を滑り込ませるのは、わりと私も日常でもよく使っています。

他にも、内容的に本筋から外れたり、踏み込んだ内容を聞きたいときにもよく使う便利ワードです。

3.もしかして

「ちなみに」と使いどころが似ていますが、こちらは相手から情報を引き出したいときというよりも、自分から何かを提案したい際によく使います。

「もしかして~した方がよかったですか」というような使い方です。この言葉はいわゆるクッション言葉にあたると思うのですが、自分から何かを提案する場合には非常に使いやすいです。

言葉以外のコミュニケーションも大切にする

「もしかして」の項目でも言及しましたが、「クッション言葉」を自然に使いこなせるようになると業務上のコミュニケーションは円滑に進みそうです。

ただ、これには注意が必要な点があります。バーバル(言語)コミュニケーションは全体の7%に過ぎず、人と人は基本的にノンバーバル(非言語)コミュニケーションで交流しているのです。

言葉だけでなく、声音、表情、しぐさなど自分が普段からしているコミュニケーションを総合的に見直し、少しずつ改善していく努力が必要かもしれません。

1994年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、web出版社、裁判所職員を経てライター。発達障害(ADD、ASD)当事者。

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