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メンタルの防御力が少し上がった話

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2022.4.14

昔から私は精神的なダメージを負いやすい人間でした。長くメンタルが傷みやすい人間として生きてきて、防御や起き上がるスキルを身に着けてきました。今回は、ストレスとの向き合い方や、ダメージを負ってしまったときの立ち直り方についてです。

執筆:とくら じゅん

こんにちは、とくらです。

春は入学や卒業、引っ越しや就職など、環境が変わることも多く、精神的に揺らぎが大きくなりやすいですよね。

また、寒かったと思ったら急に暖かくなったり、花粉症が酷くなったり、気候の変化に体も心も疲れてしまうことが多いと思います。

今回は、もともと精神的なダメージを負いやすかった私がどうやって自分の中でストレスと向き合い、ダメージを負ったときに立ち直っているのか。ダメージを引きずっていた頃とどこが変化してきたのかについて考えてみます。


ダメージを負いやすい

とにかく昔から、私は精神的なダメージを負いやすい人間でした。

10代、20代のセンシティブな時期はもちろん、保育園児や小学生の頃、そしてかなり大人になった今も本当にメンタルがやられやすい。とても些細なことからもダメージを受けてしまうため、常に傷だらけで生活している気分です。

ちょっとした失敗、悲しいニュース、怖い目にあった…などのダメージで数日間何も手につかなくなってしまったり、急に涙が出て止まらなくなったり、ミスを頻発させてしまったりと、非常にまずい時期もありました。

折れないために気を付けていること

今は過去の自分と比べると、落ち込むことが少なくなりました。何か嫌な出来事があるとメンタルが落ち込むこともあるのですが、受ける傷が少しずつ浅くなっているイメージです。おそらく昔の自分よりもダメージ自体が減っています。

「昔と今で何が変わったのだろう?」と、比較しながら要因を探ってみました。

①感情の種類を整理している

例えば、テレビを見ているときに凄惨な事件を報道していた、仕事でミスがたくさんあった、街で嫌なシーンを見かけた…etc。

昔の自分は、こういう場面でとてもショックを受けて調子が悪くなることが多々ありました。とにかく漠然と「何だか辛くて落ち込んでいる」というような感じです。

しかし、今は「自分は○○が起こって悲しい」「○○に対して怒りを感じる」「○○を変えたいと思う」というように、何に対するどんな感情なのかを明らかにするようにしています。段階的にでも自分の心の中を整理することが多いです。

意識してやっていたわけではありませんが、段々とこのスタイルでメンタル的な防御力を高めてきたのかもしれません。

「自分でも訳が分からない状態でダメージを受ける」ということは少なくなり、「なるほど」と納得できるようになったのではないかと思います。

②反射的にきちんと怒ることができる

これは、ショックな出来事に対して「整理して考える」というものとは正反対のように見えて、自分の感情を認めるという意味ではとても似ている防御策です。

理不尽な目にあった瞬間に「今、私は怒っている」と自覚する、というもの。

「なんでそんなことで…」と思うような話ですが、学生時代、買ったばかりの弁当をカラスに持っていかれて食べられてしまい、その後家に帰ってからポロポロ泣いてしまうということがありました。

今思えばコミカルなシーンですが、あの時は「自分が本当にダメな人間で、鈍くさくて、カラスにも馬鹿にされているからこんなことになったんだ…」という感じ方をしてしまったんです。

しかし、この場合でも、過剰な自責をするのではなく、咄嗟に「頭にきた!」と自分の中で怒りに昇華できていれば、学校から帰って自室で泣くこともなかったのではないかと思います。

もちろん、本当に余裕のない精神状態だったからこそ、こんな些細なことですら辛く感じたのだとは思いますが、怒れる時は怒った方が精神衛生的に良いのではないかと思うのです。


ダメージを負ってしまったら

それでも、育児家事仕事に追われる毎日の生活の中で小さなダメージは蓄積していきます。疲れているときはなおさら心が弱っていくものです。

どうしてもメンタルが落ち込んでしまうときは、とにかく現実から目をそらしてその間に何とか持ち直す、という方法を取っています。

正直、この方法ではストレスの原因となっているものを根本的に解決することはできません。

しかし、「何だか疲れた…」「もうだめだ…」となってしまった時には無心で今したいことだけをして、時間を稼いでいる間に少しでもメンタルが回復するのを待ちます。

例えば、

  • ソーシャルゲームを時間を気にせずプレイする
  • カフェに行く
  • すべてを無視してひたすら寝る

この辺りです。

子どもが居る、仕事がある、そういった現実を完全に逃避するため、パートナーや会社には負担をかけることもありますが、本当に取り返しのつかないことになるよりはマシではないかと割り切っています。

何も、何年間もこうしているわけではないのです。数時間私が現実から逃れたところで今すぐ大変なことになってしまうことなんて一つもありません。(多分)

積極的にメンタルを回復させる手段を講じる、というよりは、自分の回復力頼りの方法なので、もしかすると本当に自力で回復できない時には難しい方法かもしれませんが、現在の私は何とかこれで乗り切っています。

まとめ

誰もが多かれ少なかれメンタルに不調をきたすことがあるはずです。そして、みんなが同じように回復できるとは思いません。

私は少しずつ立ち直ることができるようになってきましたが、これは単に加齢によって鈍化したとか、精神的に強くなったというわけではないと思います。

長くメンタルが傷みやすい人間として生きてきた中で、何かしら防御や起き上がるスキルを身に着けていったのではないかと考えています。傷つきやすい人であっても、受けるダメージを減らすことはできるのではないでしょうか。

この記事が、少しでも傷付きを減らすためのヒントになっていれば嬉しいです。

1991年生まれ。下町暮らしのフリーライター・イラストレーター。出産後ADHDの診断を受ける。様々な立場の生きづらさを考えていきたい人。

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