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ADHD当事者の私が考えるスマートフォンとの付き合い方

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2022.4.28

便利で私たちの生活になくてはならない存在だけれど、気づかないうちに時間が食われてしまうこともあるスマートフォン(以下、スマホ)。今回は、ADHDの当事者で今はデザイナーとして在宅勤務をしている私がスマホと上手く付き合っていくために気を付けていることについてお話していきます。

執筆:とくら じゅん

こんにちは、とくらです。

みなさんはSNSを眺めたり、ネットニュースを追いかけたりしているうちに気づいたら長時間たってしまったことはありますか?

ある調査によれば、スマホユーザーは平均して1日に4時間弱もの時間、スマホを使用しているそうです。1日の6分の1はスマホの画面を見ている計算です。

今回は、ADHDの当事者でデザイナーとして在宅勤務をしている私が、スマホと上手く付き合っていくために気を付けていることについてお話していきます。


スマホにまつわる危険なこと

スマホは便利で必要不可欠な存在ですが、うっかりすると時間を奪われてしまう危険なものでもあります。

「これを始めるとダラダラと続けてしまう」「途中で止められない」ものは人によってちがうかもしれませんが、私の場合はSNSとおすすめニュースです。

Twitterなどの情報が無限に流れてくるSNS、ブラウザを開く度にどんどん更新されていくおすすめニュース…。本当にこの二つは私にとって危険極まりない時間食い虫です。

以前『ADHDの私が在宅勤務で失敗したこと4選』という記事で、仕事中に過集中モードに入ると没頭しすぎて他のことが見えなくなってしまい、ご飯や水分補給を忘れてしまったり、会議の開始時間を過ぎても気づけなかったりして大変だというようなことを書きました。私は集中すると、なかなか抜け出すことができないのです。

「この時間までにこれをやっておこう」と段取りをしていたのに、ちょっと調べものをしているうちに目についたニュースを開いてしまい、気付けばとてつもなく長い時間が溶けていたことが多くありました。

言い訳のように聞こえてしまうかもしれませんが、ADHDの人はもともと注意や行動をコントロールすることが苦手だと言われています。仕事のやる気がないからではなく(そういう場合もゼロとは言えませんが…)、気になることがあるとどうしても意識がそちらに向いてしまいやすいのです。

しかし、タイムリミットのある仕事中にこんなことになっては取り返しがつきません。

私はフルフレックスの在宅勤務という、完全に自分で自分の時間をコントロールしなければならない働き方をしていますが、スマホ対策を講じなければ仕事が思うように進まなくなってしまいます。

そこで今は「仕事をする」と決めた時間にはスマホをすぐに手の届かないところに置いておくことにしています。

LINEやメール、チャットの通知はPCにも届くように設定し、連絡には対応できるようにしておくことで、「スマホを見る必要がない」環境を整えておくのです。

このやり方を始めてからは、かなりの時間を削減できるようになりました。

スマホと連絡

スマホにはチャットやメール、電話などで連絡が来ます。複数の連絡ツールを使い分けている人も多いのではないでしょうか。

ここで私にとって危険なのは、返信を忘れてしまうことです。メールを確認した瞬間に別のアプリから通知が来てそっちを確認している間に返信し忘れてしまったことが何度もありました。一旦注意がそれると意識を完全に次の方に持っていかれてしまって、前のことを忘れてしまうのです。

わざわざこちらから「指示はテキストでください」とお願いしているのに、連絡を無視した形になることも多々あり、本当に申し訳なさでいっぱいです。返信を忘れてしまうと、トラブルにつながったり、相手との信頼関係を損ねてしまったりすることもあります。

私の中ではいまだに「これだ!」という答えを出せていないのですが、今取り入れている対策をいくつかご紹介します。

①スマホ、PC共に通知が来るようにする

先ほどの「スマホをなるべく見ないようにする」対策でも使っているハックですが、通知されるデバイスを多くして気付きやすくする効果もあります。

確認を忘れていても、PCの画面の端に通知が残るようにしておけば、後で気付くことができます。

②スケジュールアプリに登録する

「〇月〇日お時間大丈夫ですか?」「ここだけ修正して送ってください」など、何か返信以外のアクションが必要な場合には、「Aさんに返信する」のようにスケジュールアプリに登録しておきます。

これはかなり信用できる方法です。

③すぐに返信を返せないときは既読を付けない

スキマ時間などにメールを読むことはできたけれど、返信する時間を確保できない状態のときは、既読を付けないことが最も良い方法かもしれません。

少なくとも通知が残るため、次にスマホを見たときに連絡を返せばよいのです。

上にあげた3つに加えて、なるべくすぐ返信する、スタンプだけでも送るなど色々やってはいますが、10件に1件くらいはいまだに連絡を返し忘れてしまうため、社会人になり10年近く経った今でもここは模索中です…。

今は周囲の方から追って連絡をしてくださることが多いため、大事に至ることはありませんが、積み重なって信用を失っていく恐ろしさを日々感じています。


まとめ

今回はスマホで失敗しない方法について主にご紹介しましたが、リマインダーやアラームなど、忘れてしまいがちなことの対策としても使っています。誘惑があるだけでなく、苦手な部分をなるべく埋めるために私にとってなくてはならないツールであることも確かです。

注意すべきこともありますが、多くの人にとって必要不可欠なものであるからこそ、上手に付き合っていきたいですね。

ぜひあなたのスマホにまつわるライフハックも教えてください!

1991年生まれ。下町暮らしのフリーライター・イラストレーター。出産後ADHDの診断を受ける。様々な立場の生きづらさを考えていきたい人。

このライターが描いた記事

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