ダイバーシティキャリア100の職種プロジェクト
障害のある社会人へのインタビュー企画がスタートします。
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2022.6.3
障害者雇用で働くと年収が低くなってしまう、単純作業しかない、求人数が少ないというイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
2022年6月より株式会社キャリアートとNPO法人コラブルは事業パートナー契約を締結し、「ダイバーシティキャリア100の職種プロジェクト」をスタートします。
執筆:中塚 翔大 Shota Nakatsuka
2020年4月よりスタートした多様性を推進するプロジェクト「パラちゃんねる」では、「働く×障害」をテーマにこれまで障害者雇用における多種多様な職種で働く当事者の方々とお会いしてきました。
その一方で、障害者雇用求人を見渡すと軽作業やデータ入力など単純作業が多くの割合を占めており、求職者が有するスキルと雇用側が求める限定的な職域とのギャップを感じる場面も少なくありません。
社会に存在する障害のある当事者への潜在的な先入観や偏見は、これまで当事者との関わりがなかった企業における消極的で限定的な求人募集を生み出し、保護者や親族、学校の先生や支援員の視野を自ずと狭め、結果的に当事者の想いや能力など無限の可能性を奪うことに繋がりかねません。
そこで、私たちパラちゃんねるとNPO法人Collableは、社会に発信できていない多種多様なキャリアの実態をリサーチし発信するために事業パートナー契約を締結し、「ダイバーシティキャリア100の職種プロジェクト」をスタートします。
さまざまな障害や特性がある人たちが社会で働く中で、どんな職種や業種で働いているのか、社会で働く当事者にインタビューをし、障害種別や特性と職種や業種をかけ合わせた100通りの働き方を発掘し、発信することで潜在的な先入観や偏見から脱却し、特性を活かせる、多様な選択肢のある社会の実現を目指していきます。
中塚翔大氏コメント(株式会社キャリアート 代表取締役)
私たちは、「誰もが特性を活かせる、多様な選択肢のある社会」を目指し、多様性を推進するプロジェクト パラちゃんねるとして障害者雇用に焦点を当てた活動を続けています。求人数の地域格差や限定的な職域しかない現状は、社会が無意識的に障害のある当事者のキャリア選択の自由を制限していることに繋がり、NPO法人Collableと連携することで障害のある学生の社会への関心や期待、そして、未来のキャリア選択の可能性を提示できると考えています。
山田小百合コメント(NPO法人Collable 代表理事)
「ためにから、ともにへ」を実現する社会を創造していくうえで、障害のある学生や若者のキャリアを応援できる環境づくりは、今後ますます重要な取り組みとなります。一方で、世の中の偏見も、解決すべき社会課題も山積みです。多様な人たちのキャリア選択をさらに応援できる環境づくりのために、今回の株式会社キャリアートとの連携は、より多くの人が自分自身でキャリアを選択し、自らの未来を切り開ける社会を作るための重要な一歩となると確信しております。
障害のある当事者へのインタビュアーを募集します。
当プロジェクトを一緒に推進し、インターンとして活躍する学生を募集いたします。
学生(大学生、短大生、専門学校生、大学院生)は、ライティングなどの経験不問、障害の有無も関係なくエントリーいただけます。詳細は下記URLよりご確認の上、ご応募お待ちしております。
▼募集枠
1.ライティングチーム
2.クリエイティブ・広報チーム
3.動画企画編集チーム
▼共通して得られる経験
・社会課題に向き合う力
・タスク管理能力
・物事を考え抜く力
募集要項の詳細について下記URLを確認の上、お申込みいただければと思います。