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「ADHD=性格」じゃない!落ち込みグセを軽減する方法とは

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2021.3.12

「なんで自分はミスが多くて、だらしがない性格なんだろう」

そんな風に自分を責めてしまう当事者は少なくないのではないでしょうか?

特性を持っていると、自分の性格と特性を分けて考えることが非常に難しく、そのため必要以上に自分を責め、落ち込みグセがつきやすくなってしまいます。今回は、そんな落ち込みグセを軽減する方法を解説していきたいと思います。

執筆:ぴーちゃん

発達障害やその特性について、「個性」や「その人の長所」のように様々な意見や思想が飛び交っていますが、私の場合はあくまでも障害は障害と認識しています。そして、性格と特性は切り離して考えることができるものだと思っています。

たとえば、私自身は片付けることが大好きで部屋も常に清潔で整頓されている状態が理想なのですが、特性の影響でなかなか片付けられないことで、気分がひどく落ち込むことが多々あります。

一方、私の友達は同じくADHDを持っていて、同じように片付けることが苦手です。しかしその友達は、部屋が整頓されていなくても特にストレスを感じず、むしろ住み心地がよいと感じています。

つまり、同じADHD当事者でも、元の性格によって特性やその困り具合はまったく違うということ。性格と特性を分けて考える、というのはつまり、「困り具合を強く感じる部分=元の性格と特性による現状のギャップ」ということです。

また、発達障害=自分自身(アイデンティティ)ということではありません。

特性はあなたを構築するすべてではなく一部分です。

特性による生きづらさをなくしていくことはなかなか難しいことですが、考え方のクセを少しづつ改善していき、少しでもメンタルの安定を意識できるとよいですよね。

1997年生まれ。Webメディア・パレットーク所属のイラストレーター。主にTwitterでADHDや発達障害について4枚の漫画やイラストでわかりやすく紹介しています。ADHDとうつでサバイブしてきた自叙伝 『ぴーちゃんは人間じゃない?』 書籍発売中
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