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人の顔や名前が覚えられない…「この人誰だっけ」を減らすコツ

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2021.4.13

あなたは顔や名前を忘れてしまう経験、ありませんか?

発達障害の特性により、毎日顔を合わせていても名前や顔を覚えるのに時間がかかってしまう人も少なくありません。特に、4月という新年度には人を覚える機会がたくさんありますよね。そこで今回は、そんな「この人、誰だっけ?」を減らすコツを解説していきます。

執筆:ぴーちゃん

人の顔と名前は座席表や特徴で覚えよう。

発達障害を持っている人の中でも「人の顔や名前を覚えるのに人一倍、苦労する!」という方は多いですよね。

忘れっぽい特性に加え、いろいろな情報をまとめることが苦手な特性や、全体より細かな点ばかり気になってしまうなど、様々な原因が折り重なることで、覚えづらくなっていることが考えられます。

当事者である私自身、毎日顔を合わせていても名前が覚えられなかったり、ちょっとした髪型や服装の変化で誰かわからなくなってしまったりするケースが多くあります。

そこで便利なのが「座席表」です。

ここには、主に業務上などで関わりのある人たちが書かれていればOKです!

また「会う機会が少ない人や、逆に「特にこの人は覚えたい!」という場合、その人の特徴をメモしておくこともがオススメです。

たとえば、髪の色や背の高さなどの見た目の印象や、声・話し方(方言など)や印象に残っていることを名前と一緒に書き込んでおくのです。

また、貰った名刺に特徴をメモすることも覚えやすくなるコツの一つです。

名刺には、

・相手に会った日付
・印象に残った話題や、話した内容
・相手の印象メモ

を書いておくことで、見返したときに思い出しやすくなります。

ここで気をつけたいのが、差別的な表現や、万が一相手がメモを見た際に傷つく表現をしないという点です。

特性上、ついわかりやすい部分を見て覚えてしまうこともありますが、差別的な印象の部分で覚えてしまった場合、うっかり本人の前で口に出してしまったり、なにかの拍子に本人の目に入った場合などトラブルになりかねないので、絶対にやめましょう。

ついつい「一気に覚えなきゃ!」「絶対に忘れないようにしなきゃ!」と気を張りがちですが、障害の有無にかかわらず、覚えるスピードは人それぞれです。

気を負わずに自分のペースで覚えられるようになるといいですね。

1997年生まれ。Webメディア・パレットーク所属のイラストレーター。主にTwitterでADHDや発達障害について4枚の漫画やイラストでわかりやすく紹介しています。ADHDとうつでサバイブしてきた自叙伝 『ぴーちゃんは人間じゃない?』 書籍発売中
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