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がんばらなくても自信がつく?ADHDの自信のつけ方!

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2021.5.22

発達障害やADHDを持っていると、自信や自己肯定感を得ることが難しいと感じる人も多いのではないでしょうか?
実際私もADHDと診断されたばかりの頃は、失敗ばかりで自信がまったく持てずに引きこもり生活を送っていました。しかし、ちょっとした工夫をすることによって少しずつ自信や自己肯定感を取り戻すことができ、今では安定した自己肯定感を持てるようになってきました。そこで今回は、実際に実践していたコツについて解説していきます!

執筆:ぴーちゃん

自己肯定感を高めるスモールステップ

ADHDの診断を受けたば当時、私は大学生でした。

周りと自分を比較してはひどく落ち込む毎日を繰り返しているうちに、私は自己肯定感が完全になくなってしまいました。

病院ではADHDと共に重度のうつ病と診断されましたが「このままでは自分のやりたいことを実現できずに人生が終わってしまう!」と焦りを感じ、「自信を取り戻す作戦」を考えたのです。

ADHDで「目標を立てるのが苦手」と感じている人は多いのではないでしょうか?

これは、先の出来事やものごとの組み立てをイメージすることが苦手という特性のためだと考えています。

現状では達成が明らかに難しそうな目標を立ててしまい、結果的に達成できずにさらに自信がなくなってしまうのです。

そこで私は、がんばらなくても達成できる目標を立てることに専念するようにしました。

「生活や仕事のハードルをほんの少しだけ上げる」の積み重ねで、簡単に成功体験を得ることができます。

小さな成功体験を積み重ねることで自己肯定感や自信に繋がりますし、実現可能な目標も立てやすくなります。

たとえば、

  • 忘れ物を1つだけ減らしてみる
  • いつもより5分だけ早く出勤してみる
  • コンビニで買うものを1つ減らしてみる

という程度で十分です。

これが達成できたら、少しずつハードルを上げてみましょう。

もし失敗してしまったら、もっとハードルを下げてみてがんばらなくてもできるラインを探してみましょう。

目標は、「簡単すぎて不安になるぐらい」がちょうどいいと思います。

どんな内容であっても、重要なのは目標を立てて達成する、というクセをつけておくこと。

次第に大きな目標にも取り掛かりやすくなるのでオススメです!

「小さすぎる目標」から始めて、もっと「自分らしく」を目指してみませんか?

1997年生まれ。Webメディア・パレットーク所属のイラストレーター。主にTwitterでADHDや発達障害について4枚の漫画やイラストでわかりやすく紹介しています。ADHDとうつでサバイブしてきた自叙伝 『ぴーちゃんは人間じゃない?』 書籍発売中
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