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音で疲れちゃう?職場での聴覚過敏対策!

2021.6.15

いよいよ梅雨の季節になりましたね。ジメジメと不快なことも多いこの時期、みなさんは「雨の音」が気になったことはありませんか?聴覚過敏を持つ私は、大雨や風の音で体調が悪くなってしまうことが多々あります。今回は、そんな些細な音でも気になってしまう聴覚過敏について解説していきます。

執筆:ぴーちゃん

聴覚過敏を持つ人にとって働きやすい環境とは?

聴覚過敏とは、このように音に対して過敏に反応することで脳が疲れてしまい体調に支障が出てきてしまう特性のこと。

そしてこの特性は、発達障害のほとんどの人が持っているといわれています。

私が以前働いていたオフィスは、たくさんの人が働いている大きなオフィスでした。

人々の話し声に加えオフィスではBGMも流れていたので、人の話を聞き取るのも困難でした。

当然、オフィス内を行き交う人も多かったので、人の動く音に反応してしまい聴覚過敏を持つ私にとっては、仕事に集中しづらい環境でした。

not当事者も知っておきたい注意点

では、聴覚過敏を持つ人にとっても働きやすい環境は、どんなふうに作れるでしょうか?

気をつけたいポイントは2つあります。

1つ目は、まずそもそも聴覚過敏を引き起こす「音」を減らす工夫をすること。

私が以前いたオフィスのように様々な音が聞こえる環境では集中することが難しく、作業効率が下がってしまいがち。

場合によってはパニックを引き起こすこともあります。

なので可能であれば、

  • BGMを小さくする/消す
  • ノイズキャンセリング機能がついたイヤフォンやヘッドフォンを使用する
  • 話し声は小さくする/突然大きな声を出さない

などに気をつけてもらえると嬉しいです。


2つ目は音以外にも、視覚情報を少なくすること。

発達障害には、「複数の情報を同時に処理することが苦手」という特性もあり、聴覚過敏と相まって騒がしいオフィスは大敵となります。

なので、耳だけでなく目で見える情報も少なくすることが間接的に聴覚過敏による働きづらさやストレスを減らすことができます。

人通りの多い席や、外の景色が見える席だとどうしても気がそれてしまい集中しづらいので、パーテーションで視界を遮るか、なるべく人通りの少ない場所を用意することで集中力が上がりやすくなります。

リモートで働いている場合は、窓際やものが多いものが視界に入る場所は避けましょう。

なるべく机の上のものを少なくし、なにもない壁際で作業することがオススメです。

以上、オフィスでできる聴覚過敏対策でした。


聴覚過敏は人よって困り感やレベルは様々ですが、目に見えないけれど確実に困っている人がいます。

その困りごとを「些細なこと」と片付けないことが一番大切かもしれません。

また、聴覚過敏は疲労やストレスがたまっていると強く作用することがあります。

オフィスの環境づくりだけでなく、日頃のメンタルケアにも気をつけられるといいですね!

1997年生まれ。Webメディア・パレットーク所属のイラストレーター。主にTwitterでADHDや発達障害について4枚の漫画やイラストでわかりやすく紹介しています。ADHDとうつでサバイブしてきた自叙伝 『ぴーちゃんは人間じゃない?』 書籍発売中
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