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ADHDの仕事の前日ルーティン、解説してみた

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2021.6.26

「ADHDはルーティンが苦手」と聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?実際に当事者である私の場合は、せっかくルーティンを決めても忘れてしまう傾向にありました。しかし、様々な試行錯誤をすることで3年以上同じルーティンを続けることができるようになりました。今回は私が実際にしているルーティンと、それを定着させるためのコツの解説をしていこうと思います!

執筆:ぴーちゃん

自分なりのルーティンを見つけよう

今ではルーティンをしっかり守って生活している私ですが、以前は生活におけるルーティンはほとんどありませんでした。

よく「ADHDはルーティンが苦手」と言われますが、実際に当事者である私も、ルーティンを決めても忘れてしまう傾向にありました。

なので、まずルーティン忘れの防止対策として「目のつくところにTODOリストを作る」を実践しました。

常に目に見えるところにルーティンのリストを置くことで、「せっかく設定しても忘れてしまう」特性を克服できたようです。

あわせて、スマホ等のリマインドを使うことで忘れ防止を徹底しています。

中でも私が最初取り組んだルーティンは、遅刻対策のための「前日夜のルーティン」。

なぜなら、当日の朝に行う作業をできる限り減らすことで遅刻防止に繋がるからです。

私の場合は、

  • 仕事用カバンの持ち物チェック
  • 着ていく服を決める(重要な日はコスメまで)
  • 起きる時間、家を出る時間などのアラームを確認

という、この3つのみです。

このルーティンの中で、特に気をつけているポイントは

  • 仕事用のカバンとプライベート用のカバンをはっきりわけておくこと
  • アラームや時間の確認を怠らない

ということです。

そうすることで、忘れ物の確率も下げることができました。


アラームや時間の確認は毎日同じ時間の設定にしている人も多く、ついつい無視してしまうことも多いと思います。なにかのタイミングで消している場合や、勘違いして記憶していることもあるので必ず確認しましょう。

特性や苦手なことに対して「ADHDだから〇〇ができない」と自分で決めつけてしまいがちですよね。

私が大切にしている考え方に「どうやったらできそうか、無理せずできそうか」というものがあります。

今回の私の実践例のように特性によりどうしてもできないことと、工夫することで無理せずにこなせるものの見極めをして、今以上に働きやすくなるかもしれません。

1997年生まれ。Webメディア・パレットーク所属のイラストレーター。主にTwitterでADHDや発達障害について4枚の漫画やイラストでわかりやすく紹介しています。ADHDとうつでサバイブしてきた自叙伝 『ぴーちゃんは人間じゃない?』 書籍発売中
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