就活への不安を解消しよう!気持ちを楽にする3つのポイント
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2021.6.20
就職活動や転職活動をしていると、「お祈りメール」が有名なように、精神的に落ち込んでしまったり、調子が悪くなったりすることもあります。障害の種類や程度によっては、中長期的にしんどくなってしまうこともあります。今回は、就活中に気持ちを楽にする3つのポイントをご紹介します。
執筆:GATHERING ギャザリング
はじめに
就職活動や転職活動をしていると、落ち込んだり、調子が悪くなったりすることもあります。特に障害者雇用の場合、メンタル面に不安を抱えている方もいるはずです。
今回は、就活中に気持ちを楽にする3つのポイントをご紹介します。
①就活はストレスを感じるという前提を持つ
1つ目は「就活はストレスを感じるという前提を持つ」です。
障害の有無にかかわらず、就職活動や転職活動はストレスがかかるものです。慣れ親しんだ環境や人との別れや、新しい人との出会いがあったり、自己分析をしたり、希望していた会社から内定を得られなかったりと、感情の浮き沈みが激しくなるものです。
「ストレス」と聞くと、病気の原因になるなどの悪いイメージがあるかもしれません。実際は、すべてが悪いわけではないのです。
たとえば、一般的にはいいイメージを持たれている職場での昇進や、結婚、出産などもストレスになります。ストレスとは「外からの刺激が負担になるときに感じるもの」なのです。
「いちいち落ち込んでしまう自分は弱い」などと自分を責める必要はありません。「就活中は誰でも多少の浮き沈みはあるだろう」と準備ができれば、少しは気持ちが楽になるのではないでしょうか。
②オン・オフの切り替えをする
2つ目は「オン・オフの切り替えをする」です。
就活中は「何時から何時まで活動する」などの区切りをつけにくいものです。
求人を探す、企業研究をする、志望動機を考えるなどにはゴールがありません。焦りや不安もあり「もっと頑張らなきゃ」と頑張りすぎてしまう方もいるのではないでしょうか。
ただ、就職活動や転職活動はマラソンに例えられることもあるくらいに長期戦です。ずっと頑張り続けていると、途中で息切れをしてしまうかもしれません。ペース配分や、休憩も必要なのです。
だからこそ「オンオフの切り替え」が大切です。求人検索をする時間に制限をつける、忙しいときでも夜22時以降には就活をしないなど、自分なりに就活を続けるためのルールを設けてみてください。
③不調のサインは早めにキャッチする
3つ目は「不調のサインは早めにキャッチする」です。
2つ目と重複する部分もありますが、就活は長い時間をかけて行うものです。そのため、不調のサインは早めにキャッチする必要があるのです。
それぞれに自分なりの「不調のサイン」があります。たとえば、お腹を下してしまう、頭痛やめまいがする、夜に眠れなくなる、食欲が増える、または減るなどの身体的な症状もあるかもしれません。イライラする、怒りっぽくなるなどの精神的な症状が出やすい方もいるでしょう。
不調のサインを早めにキャッチして休めれば、すぐに回復できることもあります。長期化、重症化させないように気を付けてあげてください。
危険なときはSOSを出そう
3つのポイントを押さえていても、調子が悪くなってしまうことはあるかもしれません。本当に危険なときは、遠慮をせずにSOSを出してください。
SOSを出す相手は、人によってちがうはずです。精神疾患を抱えている方であれば主治医かもしれませんし、ご家族や、友人のこともあるでしょう。周囲の人には言いづらい方は、公的機関やNPOなどのサービスを使う方法もあります。
心身の健康があってはじめて働けます。本来、就職活動や転職活動はあなたの人生を豊かにするためにしているのではないでしょうか。就活で健康を損ねてしまっては、本末転倒です。
まとめ
今回は「就活中に気持ちを楽にする3つのポイント」をご紹介しました。
就職活動は、ストレスがかかるものです。ある程度は覚悟が必要ですが、それでも自分の限界を越えてしまうことのないように、オンオフを切り替えたり、不調のサインをキャッチしたら早めに休んだりしながら取り組んでみてください。
今回は就活に焦点をあてましたが、3つのポイントは働き始めてからも活かせるものばかりです。ぜひ、気持ちを楽にしながら、新しい挑戦をしてみてください。
Text by
ギャザリング
GATHERING
障害や生きづらさのある学生が、自身のキャリアを考える機会を提供するプロジェクト「GATHERING」。YouTubeチャンネルの運営、イベントやウェビナーの実施、障害学生のインターンシップの機会提供(さまざまな企業とコラボ)などが主な活動内容。