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「弱み」はあって当たり前。就職・転職活動で「弱み」も自己分析しよう!

2021.6.29

就職活動や転職活動で実施する自己分析。その結果は、エントリーシートに記載する内容につながります。今回は、自己分析で実施するであろう、自分の強みや弱みの探求について。そもそも、自分の弱みは知らなくてはならないのでしょうか。

執筆:GATHERING ギャザリング

はじめに

就職活動や転職活動で実施する自己分析では、自分についてさまざまなことを振り返ります。

障害者雇用の場合は、自身の障害理解や配慮事項の整理なども含まれます。

自己分析でよく行うのは、自分の強みの整理です。何が得意なのか、どのような経験やスキルがあるのか、保有している資格はあるのか、など強みとして伝えられるものは多いです。

その反面、自分の弱みに関しては、なかなか自己分析が進みません。弱みをアピールする必要があるのか、そもそも気持ちが向かないこともあるでしょう。

しかし、自分にとって苦手なことやつらいことなどが明らかになるほうが、自分に合った仕事や働き方が見えてくることもあるのです。

今回は、強みと弱みの考え方、そして伝え方のコツをご紹介します。



強みと弱みは表裏一体

弱みについて考えるとき、まず知っておかなくてはならないことは、「強みと弱みは表裏一体」ということです。ある場面では強みになる特徴が、別の場面では弱みになるかもしれません。

例えば、「自分の強みは発想力です。自由な発想ができます。」という方がいたとして、「みんなで新しいアイデアを考えよう」という場面では、その方の発想力は強みになります。

ただ、決められたルールに則って業務を進める場面では、発想力が強みとはなりづらく、自由な発想は「決められたルールを阻害するもの」となり、業務の邪魔をしてしまうことがあります。

また、「自分の強みは協調性があるところです。いろいろな人の特徴に合わせて、業務を進めることができます。」という方がいたとして、この強みを弱みに変換してみると、「弱みは、他人に合わせすぎてしまうところです。相手を気遣うあまり、強く言うことが苦手です。」と表現することができます。

協調性が強みだという方には、ギクッとする観点ではないでしょうか。

強みがあるということは弱みがあるということでもあるのです。つまり、弱みがあることは恥ずかしいことではなく、むしろ、当たり前のことなのです。

弱みの伝え方とは?

就職・転職活動で「あなたの弱みを教えてください」と直接的に聞かれることは少ないかもしれませんが、障害者雇用の場合は「どのような点を配慮すればよいか?」「仕事をする上で困ることや不安に感じることはあるか?」といった質問を受けることがあります。

いわば、自分の弱みを伝えることと同じです。ここからは、その伝え方のコツを3つご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。

①弱みと配慮はセットで伝える

1つ目は「自分は〇〇な弱みがあります。だから、△△の配慮をしてもらえると助かります。」と、配慮とセットで伝えることです。弱みとして伝えることには、障害特性が含まれる可能性もあります。

ビジネスの世界で結果を残す方々にも、強みだけでなく弱みもあります。弱みがあること自体は何も悪くありません。

ただ、伝え方として、弱みだけで終わらせないことが大切です。どのような配慮が必要か、一緒に伝えることで、組織でどのようにサポートすればよいか、企業側が見出しやすくなります。



②弱みと克服方法をセットで伝える

2つ目は「自分は〇〇な弱みがあります。なぜなら、こういう理由があるからです。この弱みを克服するために、△△をしています。」と、克服方法をセットで伝えることです。

弱みがあることを受け入れて努力していることや、自分のできる範囲でどのような改善活動を行っているのか、伝えることが大切です。

面接では、強みや弱みに関する質問を通じて、人となりやその表現力を知ろうとしています。弱みを素直に伝えつつ、ポジティブな部分もセットで伝えると、評価が高まりやすいです。

③弱みはなるべく簡潔に伝える

最後は「弱みはなるべく簡潔に伝える」です。弱みについて、ダラダラと話すのは避けておきましょう。なるべく、短く、簡潔に伝えることを心がけてください。

①②の方法と合わせると次のような伝え方になります。

「自分の弱みは〇〇です。なぜなら、こういう理由があるからです。この弱みを克服するために△△をしています。周りの人には、◇◇の配慮をお願いしたいです。」

最初から、ここまで簡潔に伝えられなくても大丈夫です。何度か繰り返し、書いたり、面接で話をしたりしていく中で、整理されるものです。自分なりにしっくりくる表現を探してみてください。これが自己分析でもあります。

まとめ

強みと弱みは表裏一体。場面によって、自分の強みが弱みになることもあります。

弱みから目を背けると、仕事での失敗法則や人間関係でのトラブル傾向など、「うまくいかない何か」を改善することなく、ドツボにハマってしまいます。

弱みとともに、周囲にお願いしたい配慮や克服方法をセットで考えることで、自分のキャリアの好転にもつながるかもしれません。ぜひ、今回の話を参考にして、強みと弱みについて自己分析してみてください。

障害や生きづらさのある学生が、自身のキャリアを考える機会を提供するプロジェクト「GATHERING」。YouTubeチャンネルの運営、イベントやウェビナーの実施、障害学生のインターンシップの機会提供(さまざまな企業とコラボ)などが主な活動内容。

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