PARA CHANNEL Cage

『パラちゃんねるカフェ』とは

多様性を推進するプロジェクト

2021.2.16

はじめまして。中塚翔大です。
多様性を推進するプロジェクトの第一弾『パラちゃんねるカフェ』がついにオープンしました。

新型コロナウイルス感染症の流行と終息の見えない現在において、私たちの生活様式や働き方は一変し、多くの方々が苦しい思いをしています。そんな中で障害者雇用においても契約終了や求人減少などネガティブな影響が懸念されています。

このプロジェクトでは、障害のある当事者と障害者雇用を促進する企業が集まり、自らの手で多様性のある社会の実現を目指し、障害者雇用の活性化に向けて挑戦しています。

執筆:中塚 翔大 Shota Nakatsuka

“生の声”を発信します
ー 「まずは多様性を知ろう!」という想いからスタートしました

「パラちゃんねるカフェ」は、障害にまつわる生の声を発信するコラムサイトです。
「働く×障がい」をコンセプトとして、記事を掲載しております。

主な内容は以下です。
・身体障害
・精神障害
・発達障害
・知的障害
・難病、その他
・当事者の抱えている課題や想い
・密接に関わる人たちの課題や実態
・仕事でのライフハック

働く上での心構え、自分のことを話す方法、トラブル回避法などを知ることができます。
雇用する側に関しましては、雇用の推進方法を知ることができ、不安を抱える現場のハードルを下げるきっかけ作りにもなります。さらに面接や個別面談における配慮事項と注意点を知ることができます。

記事を通じて『誰もが特性を活かせる、多様な選択肢のある社会』を目指していきます。

障害者と健常者という2つのカテゴリーでは成り立たない
ー 人それぞれ、かなり違うという認識を持つ

ネットや書籍から得た情報で定義づけすることや、「健常者を善」としたラベリングは、関わる人同士、互いの心を傷つけてしまう可能性があります。

それに現実は、障害の種類や度合いも個々人で全く違っており、様々な障害が混在して現在の状況が成り立っているものです。表面的な知識だけ取得している状態ではなく、確信に触れた対応をし、互いに『生きやすさ』を生む歩み寄りが大切だと思っています。

そして、善悪や上下に2分化する関係ではなく、人は皆ちがうという前提で、互いに「個」に向き合う姿勢が必要です。
どちらが優れているか、正しいのか、という問題ではありません。

それに社会モデルでは、環境により誰もが健常であり、障害者になり得ます。

参考書だけを正としない個々の違いを認識し、初めて日常のやり取りに寛容さが増すのではないでしょうか。

精神的なバリアフリーを進めたい
ー 物理的なバリアフリーは整いつつあるけれど...

近年バリアフリーの導入が進み、共生社会の実現に少しずつ近づいてきました。
しかし、物理的なバリアフリー環境が整う一方で、精神的、つまり心のバリアフリーは未だに進んでないようにも感じます。

私たちは、障害者雇用に関する「心のバリアフリー」を進める第一歩として、まずは多様性を「知る」ことが大切と考え、このコラムサイトを創刊しました。

法定雇用率による障害者雇用の促進は、動力源としては大切な位置づけとなります。
しかし、多様性における社内の理解まで万全にできている企業は少なく、結果的に入社後にギャップが生まれたり、心ない言動や対応が多く見受けられ、早期離職に発展するケースが多くあります。

一方で、受け入れ企業側も一方的で極端な配慮が求められたり、障害という状態を盾に度を超えた訴えを起こす方もいたりと、悲しい場面が多々あります。

互いに歩み寄りたいはずなのに、障害に対する無知や偏見などから誤解を招き、トラブルが起こってしまう状態は心苦しいものです。

誤解の部分に関しては、既に書類選考時にも起きており、「視覚障害の方はPCが使えない」「精神障害の方はトラブル因子になる」「環境がバリアフリーではないから身体障害者は採用できない」など、イメージが先行し、面接まで辿り着かないという実態もあります。

これは、社会にとって非常に大きな機会損失です。

実際に働いている人たちと接すると、社会には奇麗ごとが生み出す偏見があることを実感するでしょう。

このサイトでは、雇用される人と雇用する企業、双方のリアルな現場の声を更新して参ります。

多様性を推進するプロジェクトは、まだまだ完成ではなく、皆さんの声をもとにリニューアルを継続していきます。

多くの方に参加いただき、『誰もが特性を活かせる、多様な選択肢のある社会』をぜひ一緒に実現させていきましょう。

1985年生まれ。多様性を推進するプロジェクト『パラちゃんねる』の管理人。
人材派遣・人材紹介など就職・転職支援に精通し、車いすバスケットボール日本代表のキャリア支援や障害者関連ラジオ番組のパーソナリティとして情報発信を務めるなど障害のある方々含め多様性の浸透に向け活動を続けている。

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