はじめまして!31歳ADHD持ちマイホームパパです。
~僕がこれからコラムを書く理由~
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2021.9.7
パラちゃんねるカフェをご覧のみなさん!
はじめまして、私はマーチンと申します。
まずは自己紹介から。
平成元年生まれの31歳、生まれも育ちも生粋の岐阜県民。障害者雇用でフルタイム正社員として勤続7年目になります。
4年前に共通の趣味を通じて知り合った女性と結婚。
現在は、3歳の娘の育児に悪戦苦闘しながら、2週間に1回のペースで泣き言を言ってウジウジ、クヨクヨ…。妻と娘に励まされる毎日です(3歳児に「どうちたの?」と頭をヨシヨシされて、つい感極まって泣く31歳児)。
そんな僕の日常や障害者雇用について、発達障害(ADHD)についての発信をしていきたいと思ってます。
執筆:マーチン Martin
「発達障害」の悩みは、人によって全く違う
発達障害に関する知識は、書籍の購読や講演会への参加で、平均よりはあると思っています。
また、自身のTwitterや、2年前に立ち上げた発達障害当事者会「発達ワークスぎふ」で、数多くの当事者の生の声にも触れてきました。
そこでたどり着いたのは、発達障害に悩む人の境遇や特性によって、悩みの種類は全く異なるモノであるということです。
自分の体験には無い、いわゆる「毒親」とも言われる親族との関係性や、着るものや肌に触れるものに強烈な違和感を感じてしまう感覚過敏など。
自分も、発達障害を持っているものとして共感しよう、意識しようと思ってたときもありました。
でも、あるときから、諦めました。
無理に共感することよりも、分からないなら分からないなりに、「自分が知らないところで困っている人もいるんだな」と前向きに理解・受け入れることが大切だと思うようになったからです。
それぞれの悩みを受け入れることから始める
悩みや困りごとに対して否定しないこと、理解や受け止めることは、私が主催している発達障害当事者会においても、必要不可欠なルールにしています。
また、発達障害の全ての悩みや困りごとについては無理だけれど、少なくとも自分が悩み、考え、積極的に情報発信することに取り組んできた、発達障害者の就労やキャリア、障害者雇用についてのアドバイスは、同じ困りごとを持つ人に響いたり、共感や参考…とまでは行かなくとも、せめて気休めになればいいな、そんな思いで活動しています。
僕が社会や会社で成功しているか、活躍しているかと言われれば、正直偉そうに言える立場じゃないです!活躍できていたら、3歳の娘に慰められてボロボロ泣いてません(笑)。
じゃあ、なぜ、情報を発信し、コラムを書こうとしているのか。
途方に暮れた僕のような人を救いたい
発達障害と分かったとき、安心したのと同時に「こっから仕事どうすりゃいいのさ?」と途方に暮れていた、23歳当時の自分と同じような境遇の人に、少しでも救いの手を差し伸べられたらと思ったからです。
現在でも、ネット上、SNS上で、同じ境遇のフルタイム勤務で働いている発達障害当事者の発信があまり見当たりません。障害者雇用の転職サイトや、就労移行施設等で就職に至るまでのプロセスや工夫については、8年前と比べると格段に情報は豊富になりましたが。
やっぱり、忙しくて情報発信している暇が無いのかな…。ちなみに情報が乏しかった8年前、「発達障害でも活躍している人」の情報に飛び付くも、その内容薄っぺらさに呆れ返った話は、また今度、書きたいと思います。
僕が失敗から学んだ話を伝えたい
僕には、本に書いてあるようなすばらしいアドバイスはできないかもしれません。
でも、発達障害でも働き続けるにはどうしたら良いか?ーたとえば、部署での立ち振舞いや気遣い、タスク管理の試行錯誤、全部が全部上手く出来なくても、「少なくともこれだけは止めとこうか」、「これやったら大失敗でした!!」は言えますので(苦笑)、僕の失敗や経験をもとに、危険回避の仕方などを伝えていこうと思います!
最後に、僕のプライバシーや会社の事もあるので、あんまり張り切って事細かく書きすぎない様に気を付けながら、連載を頑張っていきたいです。
よろしくお願いいたします!
Text by
Martin
マーチン
1989年生まれの33歳、生粋の岐阜県民。社会人2年目の時に発達障害(ADHD/ASD)と診断され、障害者雇用にて再就職。8年間勤務後、障害者の就労支援職に従事している。2019年に居場所作りや情報共有の場として岐阜市にて発達障害当事者会「発達ワークスぎふ」を立ち上げ、私生活では二児の父として、色々しくじりながらも奮闘中!!