不安障害のわたしがフリーランスを始めた経緯について
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2021.10.25
はじめまして。この度、『パラちゃんねるカフェ』でコラム・エッセイを執筆することになりました。杉本しほと申します。わたしは現在、精神障害者手帳3級を取得していて、精神科で不安障害と診断されています。
フリーランスライターとして活動中です。今回は、そちらの経緯を書きますね。よろしくお願いします。ぜひ最後までご覧いただけると嬉しいです。
執筆:杉本しほ Shiho Sugimoto
不登校・大学中退で引きこもりになった
先に言っておきます。わたしの経歴は散々です。高校は2回も転校。大学は経済学部に進学したものの、3回の最初の方に中退。中高のほとんどはいじめられ、家に帰れば毒親と接して病みました。祖父母宅に住んでみれば生活費を祖母が宗教に使い込んでいたことが発覚。
わたしの居場所はどこにもありませんでした。ネット以外には。その頃から、自分の恨み辛みを文章としてブログや、ノートに殴り書きをしてストレス発散をしていました。
今ではライターの能力として役立っているのですが、大学生のわたしは「ライターってどうやってなるんだろう……?」と、さっぱり分からず(深く考えもせず)仕事にはしていませんでした。
大学2回生で、不安障害と診断を受ける
手っ取り早かったので、いくつかの飲食店でバイトを開始。
そこで精神状態が悪化して、元々あった死にたい気持ちがドンドン膨らみます。コミュ障なので接客業の人間関係が壊滅的に向いていなかったのです。そこで、お風呂も入れず、家から一歩も出られず、引きこもりになりました。
カウンセラーさんに勧められて精神科に行くと”不安障害”と診断されました。「あ、これ。病気だったんだ」と安心。だって、ただの性格だと思っていたので。
フリーランスライターになる方法を知る
どうにかこうにか、家から出て働く方法を探していました。
そこで、いろいろなものを見たところ、NPO法人の『団地に住んで引きこもりに理解のある企業に就職するプロジェクト』を発見。「これだー!」と思って応募したものの、ハードルが高くて諦めました。
不安障害のわたしには家を出て、説明会に通うことすら難しかったのです。あと、周りがちゃんとしていて恐れおののきました。
しかし、そこでやっている他のワークショップで、「在宅ワークで稼ぐ」があったのです。フリーランスライターでした。
そこには参加せず、方法だけを知り得ました。実行して今に至ります。やり方は簡単です。
【フリーライターの始め方】
1 無料ブログで記事を書いて実績を作る
2 クラウドソーシングを利用する
3 ひたすら応募して納品する
以上です。
すっごく簡単でしょう。まあ、責任も全て自分に降りかかってきますけどね。
ライターさんのなりかたは人それぞれなので、ほかにも方法はいろいろありますよ。ここで書くと長くなるので割愛します。興味を持ってくださる人が多ければ、また別記事でコラムを書きたいですね。
まとめ
こんな感じでわたしはフリーライターになりました。精神疾患になって、家にも居場所が無くて、在宅でしか仕事をできなかったんですよ。だから、フリーランスライターになりました。同じような境遇の方の励みになればいいなと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!次回は「不安障害の私が飲んでいる薬に関して」です。興味がある方は読んでくださると嬉しいです。
Text by
Shiho Sugimoto
杉本しほ
1997年、兵庫県明石市生まれ/文筆家と占い師/埼玉のフリーランス向けシェアハウスに住んでいます/不安障害で障害者手帳3級取得済み/元不登校/毒親サバイバー/noteエッセイ『不登校だった私の話』600スキ超/13歳から文章を書き続けていたら、いつの間にかフリーランスライターになっていました。