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自律神経失調症の私が生活していくための工夫

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2022.8.20

私は自律神経失調症と発達障害を抱えています。現在は、体を動かすアルバイトをしながらWebライターをしています。今回の記事では、自律神経失調症の経験と生活していく上での工夫についてお話していきます。

執筆:光丘 月乃 t.mitsuoka

はじめまして。福島県でWebライターをしている光丘月乃と申します。

私は自律神経失調症と発達障害(アスペルガー症候群)を抱え、精神障害者保健福祉手帳3級を持っています。現在は、体を動かすアルバイトをしながらWebライターをしています。

今回の記事では、自律神経失調症の経験と生活していく上での工夫についてお話していきます。

自律神経失調症の症状

自律神経失調症は、掴みどころが難しい疾患です。当事者の私自身も、どのような病気か人に聞かれた時に具体的な説明をするのに頭を悩ませてしまいます。人によって違いがあるため、一概に「こんな病気です」とは決められません。

昔から自律神経失調症と向き合ってきていますが、一般的な風邪と混同されやすく、対処も難しい疾患という認識があります。

私の場合は、特に下記のような症状があります。

  • 頭痛(特に低気圧や女性ホルモンの関係)
  • 疲れやすい(人の多い電車に乗った時、デスクワークに集中し過ぎた時)
  • なかなか寝付けない or 寝付きが悪い
  • 冷え性(冬場が顕著です)
  • さまざまなストレスに敏感

自律神経失調症が強く現れた経験談

自律神経失調症と、アスペルガー症候群の症状である感覚過敏と重なって、仕事がままならない時もありました。

特に、騒がしい音やタバコのニオイ、人間関係のストレスがある環境にいるだけでも気分が悪くなります。

新卒採用で入社した東京の職場は、夜勤があり不規則な勤務形態でした。そのうえ対人関係でストレスを強く感じていたために、自律神経のバランスが大きく崩れてしまって退職せざるを得ませんでした。

その会社を退職してからは、地元に戻って夜勤の無い仕事を選んで続けています。

しかし、人間関係はどんな職場であっても付き物で、実際、地元に戻って間もなく入社した2つ目の職場では、人間関係が主な原因で退職してしまいました。

対人コミュニケーションのストレスを克服するために、就労移行支援事業所でのカリキュラムや関連書籍から知識を得ました。3つ目の職場では、対人関係について学んだ知識を生かしながら、試行錯誤して、7年間働き続けました。

現在では、人間関係に大きなストレスを感じることはほとんど無く仕事をしています。自律神経失調症は、ストレスに大きく影響を受けます。過度なストレスがなくなったことで、症状とうまく付き合いながら生活できるようになりました。

自律神経失調症を緩和するための工夫

「病気を治したいから、ストレスを減らそう」と心がけようとしても、そう簡単にはいかないかもしれません。

ただ、自律神経失調症を悪化させないための工夫の中には、自分一人でできることもあります。工夫と言っても、難しいことではありません。私が働きながら色々試してきた中でも効果のあった方法を一部、ご紹介します。

①軽い運動習慣をつける

散歩や軽い体操など。時々、趣味でスポーツジム通いを楽しんでいます。無理のない範囲で運動をして、ストレス解消や前向きな気持ちの維持をしています。

②しっかりと湯舟につかって入浴する

心地いい香りのボディソープやシャンプー・リンス、お気に入りのバスグッズを用意するのもおすすめです。

③1日3食、栄養バランスを考えた食事を心がける

特にタンパク質は意識しています。プロテインバーは仕事終わりやジム帰りにサクッと美味しく食べられて、簡単にタンパク質補給ができるのでお気に入りです。

④忙しい日でもリラックスできる時間を作る

好きな動画(YouTubeやNetflix)を見たり本を読んだりしています。スポーツジムのマシンで動画を見ながらウォーキングができるのが嬉しいポイントです!

⑤どうしても調子が出ない場合は無理せず休む。

最近はあまり目立つ症状は出ていませんが、以前はそうしていました。頭痛があったら、軽く昼寝をしたらすっきりします。

⑥気になる症状があったらかかりつけのお医者様に相談する。

自己判断せずに、きちんとお医者様に相談してから対処します。そして、お医者様からの指示に従います。

まとめ

自律神経失調症との向き合い方は、人それぞれです。

私は新卒採用された仕事がきっかけで自律神経失調症を発症しました。その後も対人関係のストレスで退職したこともあります。

就労移行支援事業所のカリキュラムから対人関係について学び、それだけでわからなかったところは自分で書籍を探して読みました。

自律神経失調症を緩和するにはどうしたらいいのか。本の中にあったことを試して、継続してきました。雇用形態は正社員やWワークなど変えてきましたが、無職だった期間が短く済んだのは、さまざまな工夫をしてきたおかげだと思っています。

無理のないペースで、これからも自律神経失調症と向き合いながら生きていこうと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

福島県に住む30代のWebライター(2022年3月中旬~)。アルバイトをしつつライター活動をしている。スキルアップを目指して、幅広いジャンルで執筆中。趣味は読書、スポーツジム通い、動物観察、散歩など。

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