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生誕10周年、全国へ広がる「助け合いのしるし ヘルプマーク」とは?

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2022.9.9

パラちゃんねる代表の中塚です。「助け合いのしるし ヘルプマーク」は、2012年10月に東京都で配布が始まり今年で10周年。現在では全国で利用されるピクトグラムとなりました。多様性を推進するプロジェクト「パラちゃんねる」では、東京都が推進する「ヘルプマーク」とのタイアップ広告を都営地下鉄浅草線1編成・優先席横の連結部において2022年9月1日から2023年8月31日まで掲出しています。

執筆:中塚 翔大 Shota Nakatsuka

ヘルプマークとは?

2012年10月に配布が開始されたヘルプマークは、援助や配慮を必要としている方々が、そのことを周囲の方に知らせることができる赤地に白抜きのプラスとハートマークが描かれたピクトグラムです。

ヘルプマークの対象者は、義足や人工関節を使用している方、内部障がいや難病の方、精神障がいや発達障がいのある方、または妊娠初期の方など、援助や配慮を必要としていて配布を希望する方々で、特に書類等の提示も必要なく、希望があれば誰でも受け取ることができます。

2012年10月に東京都保健福祉局により作成されたヘルプマークは、2016年から全国へと広がり、2021年3月末時点で約415,000個が配布されています。


ヘルプマークはどこで受け取れる?

ヘルプマークは各自治体によって異なりますが、基本的には以下の場所で受け取ることができます。

  • 地下鉄各駅(東京都)
  • 都道府県、市区町村役場の担当課窓口(福祉課など)
  • 保健所、保健センター
  • 福祉センター、市民センター、障がい者相談センター など

また、自治体によっては郵送での配布対応もしており、災害時や個別事情によりヘルプマークを受け取ることが難しい場合は自分で作って付けることも認められています。


ヘルプマークは無料で配布されており、書類などの提出もなく、代理申請もできます。

ヘルプマークの使い方

ヘルプマークにはストラップがありカバンなど他人から見えやすい場所に付けて利用します。また、ヘルプマークと合わせて説明書と記入用シールが同封されているため、必要とする支援内容や通院先などの情報をシールに記入して、ヘルプマークの片面に貼っておくことができます。

一方で、インターネット上ではヘルプマークの転売などの悪用やヘルプマークを付けることで嫌がらせや迷惑行為に合ったという意見も見られます。残念ながら、適切な用途を知っている方や用途を知りながらも理解できる方はまだ多いとは言えず、電車やバスで席に座るための口実としてヘルプマークを付けていると捉えてしまう方もいるのが現実かもしれません。

このようなインターネット上にある情報によりヘルプマークに対して不安感を抱く方もいると思いますが、ヘルプマークの利用方法は人それぞれ異なります。ヘルプマークを持つことは、必ず見える場所に付けなければいけないということではありません。電車やバスに乗車する中での急な体調不良など、緊急時の護身用としてまずは手元に置いてみてはいかがでしょうか。


東京都が推進する「ヘルプマーク」と多様性を推進するプロジェクト「パラちゃんねる」が1年間のタイアップ広告を掲載

2020年4月からスタートした多様性を推進するプロジェクト「パラちゃんねる」は、知る機会を提供することで社会にある無意識の偏見や差別を減らし、多様性を考えるきっかけとしてラジオとコラムサイトの運営をしています。そして、2022年1月からは知る機会がある中で自由な出会いを創出していくための 障がい者雇用特化型の求人サイト「パラちゃんねる」がスタートしました。

2012年10月から始まったヘルプマークは、10周年を迎え、全国に広がりつつありますが、まだまだ十分とは言えない中で、私たちも知る機会を増やす一助となるべく2022年9月1日から2023年8月31日までの1年間、都営地下鉄浅草線における1編成にてタイアップ広告を掲出することとしました。

広告を掲載するにあたり、「雨の日に何が困るかわかる会社に出会いましょ。」というキャッチコピーを入れることとしました。

求人サイトの宣伝としては、少し分かりづらいキャッチコピーになってしまいましたが、障がい者雇用における背景や本質を想像するきっかけになればと、あえて雨と車いすの相性の悪さを表現するキャッチコピーを入れることとしました。


障がい者雇用においては通勤だけで疲れてしまったり、業務とは異なる場所で体力を消耗し過ぎてしまい、本来のパフォーマンスが発揮できていない方がいます。しかし、多くの場合、職場での働く姿しか想像が及びません。

今回のタイアップ広告が従来の固定観念からの脱却を推進し、創造性を広げるきっかけとなり、互いを考え、思いやり、気遣い合える一助になれば幸いです。都営地下鉄浅草線の1編成のみになりますので、ぜひ見かけた方はツイッターで教えてください!!

1985年生まれ。多様性を推進するプロジェクト『パラちゃんねる』の管理人。人材派遣・人材紹介など就職・転職支援に精通し、延べ1万人以上のキャリア支援の経験を持つ。耳で聞くラジオ、目で読むコラム、自由な出会いの求人サイトを運営し、障害のある方々含め多様性の浸透に向け活動を続けている。

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