私が企業勤めをできない理由を考察
~人間関係の種類から考える
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2022.11.18
21歳で新卒入社して常々思ってきたのが「私は企業勤めに向いていない」ということ。
その思いが爆発して独立しました。
独立してからの仕事環境はいいのですが、経済的不安はやはり辛いですね。
今回は「なぜ企業勤めが無理なのか?」というテーマを掘り下げていきたいと思います。
職場環境に馴染めない・好きな仕事をしたい・独立しようか悩んでいる、そんな方は参考になると思いますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
執筆:望月 忠典 Mochizuki Tadanori
今の私のお仕事
私の今のメインの仕事はWebライターです。
Webメディアの記事執筆の案件を自分で探してきて、リサーチして納品するというもの。大きく儲けることはあまり出来ませんが、質素な生活くらいなら余裕でできます。
ただ子どもにはお金の不自由はさせたくないので、朝から晩までPCの前にへばりついています。
興味があれば「クラウドソーシング ライター」とかで検索してみてください。
私も副業から始めたので、現在企業勤めの方はまずは本業と副業を並行して生活してみることをおすすめします。
企業勤めが出来ないのはなぜか
私は聴覚過敏な特性を持っている超豆腐メンタルなミドル男子です。ジェットコースターにも乗れません。
職場の作業環境や人間関係でも「声」というものはかなりのネックになります。
例えば以下のような声が気になります。
・ヒソヒソ話
・怒る声
・デリケートな話題
・陰口
このような「声」が周囲にある環境にいると、もうソワソワしてしまいます。
また私は信頼できるコミュニティにいないとすぐストレスMAXになってしまいます。
自分で言うのもなんですが、私の信頼レベルは非常に厳しいです。
・過去にトラブルがないこと
・悪口を言わないこと
・ネガティブな発言をしないこと
・関係が数年続いていること
・一緒にいて気を遣わないこと
これらをクリアした人としか付き合いません。ですので仲のいい友達は三人ほどしかいないです。
でも仲間同士の飲み会とかは好きなので、自分という人間はよく分からないなと思っています。
私にとって信頼できない人がたくさん居る場所、ちょっとしか話したことがない人が居る場所というものは、不安でしかないのです。
合コンとか苦痛で仕方ないでしょう、したことないけど。
好きなコミュニティと苦手なコミュニティ
好きなコミュニティとは先ほど述べたとおり「信頼できる人」が集まるコミュニティです。攻撃される可能性がないと分かっているので安心できます。
しかし会社という場所は、知らん人もたくさんいますし、苦手な人に話しかけなければいけない時も多々あります。
時には怒られることもあります。
「精神的ダメージを喰らう可能性がある」という状況に身を置くことは私にとって、耐え難い状況です。
「誰かに攻撃されるかもしれない」という不確定な不安が、企業勤めを大変にさせます。
ですので私は一人で働くということに決めたのです。
私にとって『孤独(仮)』が癒し
在宅ワークは孤独です。
「孤独はイヤ!」という方も多いと思います。でも私にとって孤独こそが癒しの時間です。でも本当の孤独ではないことに最近気づきました。
それは『孤独(仮)』です。
孤独ではないと担保された孤独です。
詳しく説明すると、私は誰とも話さず一生を終えるつもりはありません。家族もいますし友人も三人ほどいます。
書斎を出ればリビングにいつも祖母がいます。(長生きしてね)
ですので、完全に社会から孤立している「孤独の極みではない」ということです。
つまり「エセ孤独が快感である」と最近気づきました。
適切な言葉で言うと「一人の時間が好き」ってことですね。
そのような環境の中で仕事をすることは、誰にも怒られませんし、ヒソヒソ話を聞く機会もないです。自分以外の「声」を聞くこともありません。
早く独立すれば良かったと思っています。
今回の「ハッ!」
人間関係にも色々な種類がありますが、信頼できる人物がいない環境で働くことは苦痛でしかありませんでした。
もしあなたが「職場環境にどうしても馴染めない」「企業勤めが向いていない」と本気で悩んでいるなら、在宅ワークも一つの働き方ですので、選択肢に入れてみてはどうでしょうか?
決して企業勤めを批判しているわけではありません。
独立となれば、もちろん企業勤めのメリットは無くなりますし、代わりに経済的な不安が付きまといます。
しかし自分の働き方を貫くことは大切です。
お金も大事ですが、自分が自然体で働ける環境を手に入れることが、これからの時代の流れになっていくのではないかなと思います。
Text by
Mochizuki Tadanori
望月 忠典
統合失調症と20年以上お付き合いしているおっさん。会社勤めが、もうとにかく苦手で意を決して独立『カタカタラボ』設立。現在は人との繋がりをもう一度結ぶ「RE:Yours」という悩み相談サービスをに注力。一人の時間が最大の癒しという孤独主義者、でも中身は優しい二児のパパなので気軽に話しかけてくださいね。好きなものは熱い珈琲・音楽・占い。